2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

因果応報

職場で現在進行形でエヴァにはまってる人がいて「いまTV2周目に突入してるんですよ」「劇場版見たんだけど」とか周囲の人に毎日報告してくる。 んでとうとう話す相手がいなくなって僕のところに来て「綾波はやっぱり死んだんですか」とか「綾波は絶対に人…

この項目のそれは終了しました

/// 推理物は小説じゃないから小説の枠に当てはめないし、推理物から小説を書き起こす際には推理物を小説的に扱う言説は採用しないほうがいい、て言い方をしてくれたほうが判りやすい。/// 身体操作技術としての格闘技を巡ってこれだけ人と金とマスコミが動…

体液

セックスで一緒にイクことを基本単位とみなすと名前と体液が最初に出てくる。名前のほうは勉強がおっつかないので(誰か記号論とか唯名論とか判る本を紹介してください)体液。 例えば、少年漫画で身体を巡ってるのが「気」ばかりで体液じゃない、という現状…

本番

なぜ本番が重視されなきゃならないかつったとき、まず規制の話がある。自主規制その他で成立してるポルノ業界の枠組みに拠ってること。一方でポルノの実質の流通に対して業界や上からの規制はもう追いつきそうにないこと。 倫理が実際に相手にするのは性行為…

一緒にイク 続き

一緒にイクことを要請する際、三人称の採用で解決する道がある。実際、グラフィックを援用できることもあり合理的な解決と言える。 三人称を採用すると性描写が本番寄りから視姦寄りにシフトし、しばしば画面や文章からの男性排除が進む。視姦であるにもかか…

一緒にイク

中出しと外出し。 外出しを表現として成立させてった根拠がアダルトビデオ由来(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E5%B0%84)として、おそらく中出しも外出しと同じ根拠で成立してる。つまり精 液の描写が性行為の表現上で非常に強い意味を持つ点では…

そらのむこう

交差しない感覚というのが前提にあって。夜が明けて、最初、町を眺めてるんですよ。そして町から次第に離れていく。町を眺めてるとき、町と僕は重なっていない。異なる層にいて近くから眺めているのに互いに触れられないようなとこにいるわけ。そうして町か…

模様影

昔、やまうちさんがアニメの影の描写を指して「模様影」と書いてたんだけど。 浮世絵の頃の絵の技法として、人体に影がついてないのが普通の人なのに対して、人の身体に陰影がついてるのは幽霊とか鬼とか非現実的な存在を示してて。つまり「模様としての影」…

エログロ

「エログロ」を言葉として掲げると融和主義に近しくて。全体に勢いがあって成長拡大してるときは追随していけるけど、反発や規制を食らったりすると弱い。 てゆかロジックで整理する前の雑多な状況そのものとほぼ同義、「文化以前」に近しいラディカルなオブ…

「エロゲ文学」の成立

ということで、『 To Heart 』を「新しい文学」とみなす史観を廃し、より未発達な相手との和姦を主題とする文学としてノベルエロゲーを定義し、葉鍵以降として『はじめてのおるすばん』を「自然主義文学の勃興」あたりに位置づけると随分と視野がスッキリす…

アニメとか

http://d.hatena.ne.jp/REV/20080221/p2 今月(4月号)と来月(5月号)のメガストアのコラムがソニアの記事。 演出て言葉を使って話をするなら素直にコンシューマーとの往来を視野に入れたほうが話が広がるよなーと毎度のことながら思う。はてなダイアリー…

ギャルゲーのアニメ化・アニメのギャルゲー化

アニメ原作をゲーム化するノウハウは、その逆よりは歴史があると言っていいと思う。 で、ギャルゲー化において「原作で登場しないキャラをPCにする」という手法がほぼ定着しているのに、その逆、つまりPCである男性主人公をアニメ版から削除する手法は『…

テキストの内在とか外在とか

陵辱ゲで。 受け手は内か外かの片方に居座って動こうとしない、というのがエロゲ陵辱系統のシナリオの大前提で、もちろんエクスキューズはきちんと用意されてて「陵辱」を気持ちよく成立させるためにはヒロインはそれなりに古典的な貞操観念の持ち主であるよ…

なんか

>日本の声優の声は美しい。声に表情があり、心のひだをたおやかに表している。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070906/134211/ こういうことをてらいなく言える人になりたかった。

世代交代とか

DBとJOJO、ワンピを比較する最も簡単な手は血族の扱いじゃないかなと。少年である主人公は物語り作りのセオリーとして「親なし」。「少年」のジャンル枠組みがもっとも重くのしかかる設定だが。エロゲの主人公は糞真面目な話を除くと「たまたま旅行・出張で…

読んだ

http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20080202とか。 とりあえず雑誌の特集については、ドラゴンボールを「空虚」と断じて棚上げすることで「メインカルチャーとしてのジャンプ」から一歩退いてサブカルとして扱えるサイズの「ジャンル:少年ジャンプ」を作りま…

同時とか

エロの話。 中抜きじゃないエロが可能な枠組みって気楽に言うがそんな無茶なと。どこぞのインタビューでのどこぞの虚淵氏のエロに対する言及が、ちょっと安易に見えたってのもあり。>「加法的な幸せ」というものを徹底的に描いてみたかった、ということもあ…

戦術と戦略

>商業ライター(会社勤め&フリーを含め)のほとんどは、>与えられた戦場で仕事をする『戦術家』です。>期日・予算・作品のジャンル……>そういった『戦略的条件』を考えるのは、ライターではありません。>しかし、歴史・軍事ヲタクにとって、>『戦術的勝利』…

八神健『どきどき魔女神判!』

作家のネームバリューとタイアップタイトルのネームバリューを取り除くと単なるアナクロの極みに見えるが、魔女神判の漫画化として考えると一つの解答ではある。 魔女神判は基本のゲーム形式は古典的なAVGだ。タッチペンで校舎内歩き回り、人物に話しかけ…

青紫シナリオ再考

エロゲの同じ時間を繰り返す「ループ物」のシナリオは最終的に同じ文章、テキストを読ませるところに焦点が向かう。 映画なんかで同じカットを再度うつして違う意味を読み取らせる、てのは「同じだけど違うんだよ」てのが前提にある。映画の冒頭にラストシー…

長岡で見かけたモール

リバーサイド千秋。細かい中身は不明だが、どうにも「ザ・モールみずほ16」(国道16号線沿い)とやたら被ってみえた。系列は違うはずなんだけど作りがなんとなく。入る店舗の半分はチェーン店だし。 大型スーパーは隣のジャスコ筆頭にひしめきあっており、…

もうちょっと小説のこと

エロゲを小説のように読む、というのはあると思う。ただそのとき、エロゲはそーゆー態度において小説になってるんで、小説のようなエロゲやエロゲの形をした小説なんかではない、というのが小説を読むことだと思うの。 ゲームを題材にして小説にするっていう…

不良は日常茶飯なうちの業界の輸入品目

食料品じゃないのですけど、なんか入るはずのない針が入ってたり商品に落書きされてたりするのよ、という話は聞きました。 売れると判ると値上げする、価格維持もしくは値下げするときは必ず品質落としてくる、というのが某国の業者と付き合うときの心得だと…

エロゲ、というけども

西尾維新にしてもソレにしても小説の構造という価値体系を押し付けられてる気分になる、てところに行き着くんだと思います。だから、その先はどうにも接点の見出しようがない。 もちろん、根気よく小説の読者の一人一人と対話していって、一人づつと接点を見…