「エロゲ文学」の成立

 ということで、『 To Heart 』を「新しい文学」とみなす史観を廃し、より未発達な相手との和姦を主題とする文学としてノベルエロゲーを定義し、葉鍵以降として『はじめてのおるすばん』を「自然主義文学の勃興」あたりに位置づけると随分と視野がスッキリすると思う。以下、思いつくまま

・総称は「交合文芸」で
・人格ではなく関係性を格とする
・エロシーン、具体的には「二人以上が一緒にイク」を関係格記述の軸心として定義
・ノベルエロゲーのリアリズムとは相手の幼さの追求に他ならない
・「人外ロリ」とはノベルエロゲーにおける科学主義、ハードSF志向
・肉体の成熟は社会・政治志向
・巨乳は神話に相当
・妊娠は形而上概念への志向
・母乳はハイファンタジー
・愛 液は歴史小説
・アナルは推理
・スカ トロ(大)はSF
・スカ トロ(小)は伝奇
・暫定として「おにいちゃん」を世界の<主体>とみなす(この場合の<主体>は明確に空白で仮構的なものであり、小説のそれと機能的には対置されることに注意)

 後で思いついたら追加するかも。