読んだ

http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20080202
とか。

 とりあえず雑誌の特集については、ドラゴンボールを「空虚」と断じて棚上げすることで「メインカルチャーとしてのジャンプ」から一歩退いてサブカルとして扱えるサイズの「ジャンル:少年ジャンプ」を作りますていう切り口なので、ワンピの扱いについて突っ込むのは定義レベルですれ違ってる気がする。

「DBを空虚と呼んでしまえるジャンプ」を作ってしまえば、そりゃまぁ、ラブコメの抗する足場もなくなるし、「萌え市場」的なものも対象化できるようになるんだけど。DBを空虚と呼んではばからない2ちゃんねる的な現在って何? とか。絡む方法はいろいろ思いつく。

 まぁ、絡んでも、あまり意味はない。この特集で熱く語られてない語り落としを見つけたとしたら、それこそが現在進行形なのだ、ぐらいに思っとけばいいかも。

 あとデビルマンコンプレックスを語るのはいいけど麻枝コンプレックスを抱えてる子らが後々まで引きずりそうな仕事をたくさん残してる人たち、そろそろどうにかして欲しいと思った。

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「笑い」って何か、てのがあって。つまりラブコメの「コメ」のところ。

 上の特集で、ラブコメの進化形の萌え文化ていう書き方をしてるんだけども、ラブコメの方法論がどこに流れ込んだかつったとき「トンデモ」て概念があげられると思うのね。「トンデモ本の世界」て本でさ、「笑う」ていうのを明確に方法論として設定したでしょ。笑うという態度をとることで対応しましょう、と文章で書いた。

「笑う」ことをロジカルな行動パターンとして定義するって変な話で。僕らが「笑い」をイメージするときって周囲に同調するとか、笑いどころを理解してるとかしてないとか、非言語の領域で。「トンデモ本」の紹介ってのも、元はそーゆー内輪受けの範囲だったはずなんだけど。

 シニカルな態度をとり続ける限界を延命する先として、笑いを方法論として準備する領域に踏み込んだのがSF大会トンデモ本大賞を開始したあたりとして。それは多分、真面目にハルマゲドンを実行しようとする態度と裏表で。本の発行と例の事件とが、見事に被っちゃった。

 絡んでも仕方ないつって絡んじゃったね。ごめん。

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「苦しいとき笑え」ってのはアリだと思うんだけど、綾波に「笑えばいいと思うよ」は今でも全く納得いってない。