comic

るろ剣の話

90年代というとすぐ内向の時代とかの話になるんですけど。 まず形式が個人主義を経て人間主義へと辿りついたのだと思います。物を読むのにも思想や社会じゃなくて、人間を全ての中心として見れるようになった。そのためのツールとして人の顔が固定フレーム…

若木民喜『神のみぞ知るセカイ』

この手の話では毎度のことだが「こんな都合のいい女の子は現実のギャルゲーには存在しない」というのがミソ。 大事なことだから、もう一回。「現実には存在しない」じゃなくて「現実のギャルゲーには存在しない」ね。この漫画に描かれているのはあくまで「ギ…

百舌谷さん

例えばの話、百舌谷さんのような言動を意識的にネット上でのキャラ立てに用いてきた人がいるとする。例えば、リアルの彼もしくは彼女は樺島君のような容姿だったとしよう。例えば彼もしくは彼女が長年に渡り周囲に当たり構わずド低脳のクサレ脳ミソとかナメ…

世代交代とか

DBとJOJO、ワンピを比較する最も簡単な手は血族の扱いじゃないかなと。少年である主人公は物語り作りのセオリーとして「親なし」。「少年」のジャンル枠組みがもっとも重くのしかかる設定だが。エロゲの主人公は糞真面目な話を除くと「たまたま旅行・出張で…

八神健『どきどき魔女神判!』

作家のネームバリューとタイアップタイトルのネームバリューを取り除くと単なるアナクロの極みに見えるが、魔女神判の漫画化として考えると一つの解答ではある。 魔女神判は基本のゲーム形式は古典的なAVGだ。タッチペンで校舎内歩き回り、人物に話しかけ…

コミケ

「キャラクターの構造」を買いに行く。12時頃に最後から3冊ぐらいのとこで入手。ついでに1時間ぐらい絡む。グダグダになって間が持たなくなったあげく知人用に仕入れた「永遠の現在」をあげちゃいました。すまん。今から考えると恥の上塗りだが喋ってる…

テヅカ

マンガが原理的に必ずどこかで顔の書き分けの限界にぶつかるのを同じ顔は同じ役者だからと言い訳することで書き分けの問題をクリアしドラマ製作の基礎を作り上げたスターシステムという概念とその基礎に依って成立した劇画の広がりが「判子絵」という顔の書…

うーむ。『ゲゲゲの鬼太郎』と相通ずるかなあ? と、ふと思った。 水木しげる作品の写真的リアルさのある独特なハイコントラストや点描表現された背景と誇張された漫画的人物表現の混在とか、あと、なんか変にリアルな時事問題への言及とか。 少女漫画的世界…

依澄れい『ヒビキのマホウ』角川コミックスエース

原作・麻枝准。私は原作者差別主義者です。嘘。なんとなく。しばらくの間コミックス見つけらんなかった。電撃だと思ってたら違ったのね。 で、原作者差別とか言っといてなんですが、モロ麻枝准でした。『CLANNAD』はことみシナリオの途中で止まってるから、…

畑健二郎「ハヤテのごとく!」

ここまで来るとクメタというより別の系統だよなと漠然と思ってて、ようやく思い出した。ぺがさすだ。ぺがさすに似てるんだ。サンデーって油断するとどんどんマイナー誌方向へと掲載ベクトルが流れがちな雑誌なんだけど、ついに漫画屋系に行き着いちゃうんだ…

うーん。

きづきあきらって、俺は全然信用してない作家さんなんだよな。