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 全般にビジョンなしのままキャラクターにぶらさがってたと思う。1話でアパートの階段のアップを3Dで描写、とかやってる段階で迷走の予感あったのを結局は最後まで裏切らず。とりあえずOP酷い。森義博担当回が手堅いかな。あとは、コラージュ的な作りをやる意味があまり見えない。色の面白さを見せたいとか素材感を表現させたいとか、コラージュの常識的な用法ってそーゆー部分が含まれると思うんだけども。多分、最も悪い意味で考えナシのギャルゲー以降。だから元長氏が喜ぶんだね。

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 大河1話。は、個人的に銀魂の神楽が好き。暴力女だし。なんでグーで殴るのはとても良い。つか、丁寧だわ判りやすいわ原作に頼ってないわ、随分とまた真面目な方向に力が入ってるなぁ、というのが逆にびっくりだ。原作が判りやすいほうにシフトしたと見るべきか。(3巻ぐらいまでしか読んでない)
 あとアレね、文字テロップによるツッコミが当り前になったおかげで進行が早い(壁にカビとか、手乗りタイガーのあだ名の解説とかを全部文字で書ける)ってのが、キャラクタードラマとして本筋を真面目にやってる分、改めて面白さを感じます。実写のリアリティや台詞回しとカメラワークで上手いこと誤魔化してクリアするのとは異なるとこで、マンガのオノマトペの系譜のような文字情報が演出をどんどん分担してくことで逆にデフォルメされないリアリティのような文法が維持されるとゆー。こーゆーの、バランス的にはもっとデフォルメ効いた形だと少女向け系統で普通にあるっちゃあるんだけど、今回のは、もうちっと寡黙なタイプという意味で。

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 ラインバレル1話。退廃を通り越した後に露悪手法、という物言いで纏められます。萌えキャラどうこうだと露悪趣味な路線に判ってて作って、見る側も敢えて乗って踊るというスタイルがとっくの昔に確立してます。そーゆー乗り方でいいんじゃないかなぁ。