乃木坂春香

 ここしばらく、知人がアンチ乃木坂春香キャンペーン中で。

 で、そいつの部屋でアニメを3話まで見て、

「この秋葉原ツアーとかさ、無難さがかえって悪意を感じるよね」
「いいじゃんいいじゃん。人の悪意は素直に受け取っとくもんだよ」

 気に入っちゃいました。

 や。別に、可愛いは正義、というだけの話ですが。

 あとまぁ、横で「春香の行動がさ、オタ初心者って割に秋葉マップのチェックが正確だったりコミケのカタログを買ってきたり的確にポイントを押さえてるのが臭くってヤダ」「1話でアキバ系みたいな単語を使っといて学校でオタクバッシングって時代考証が間違ってね?」とかネチネチとツッコミを入れてくれたのもあり、視聴時間の3割ぐらい腹を抱えて笑ってたり。

 んーと。言い訳するなら、ここにある「胡散臭さ」は、ジャンルを変えるとガンスリの胡散臭さみたいなものなので、まぁ、余計な感動的シリアス展開に逃げなければボロは出ないと思う。欲をかいて人文路線を演出したら一瞬で終わるけど。

 まぁ、あれですよ。ボクも20代半ばに突入したとき、ネタとして「俺より年下でセックスしてる奴は全員滅びるべきだね」とゆーのを何回か使ってて。個人的な判断として、学生時代だとガツガツしすぎだし、30に接近したらタダの童貞の負け台詞になっちゃうし、タイミング的に見てこの台詞を使うのは今だ!ていう判断があったんだよね。今どきオタクバッシングてネタを使うのって、そーゆー今しか使えないネタのつもりなんだろーなーと思うと微笑ましい。

 んで。アニメを見たあと原作の小説を渡され、最初の1ページだけ目を通して壁に投げた。