ニトロプラス

 ああ、このメーカー大好きだ。

 やっぱり、堅実に営業こなしてるのがいい。

 素材や演出を含めた作品全体の方向性がブレないのがいい。シナリオの主要な骨組みなんてむしろ丸パクリでさ、でも何をパクればいいのか判ってないと、パクれないもの。

 一応は「シリアス」な話のはずなのに、メインヒロインのキャラクターデザインに『 PIYO PIYO 』エプロンつけたメイドなんてさあ。すごい偉いよね。ニトロプラスは、こうじゃなきゃ、と思う。ダサい! くだらない! 恥ずかしい! もーさいっこー。

 圧倒的に会社の力、プロデューサーの力だよね。シナリオなんてむしろどうでもいい。

 ここは、どうやったってエロゲとしては脇役だし、エロゲの枠組みを外れても立ち位置が確保できない。それが判ってて作品全体の方向性がきちんとそこんとこを目指してるのが、会社としてサラリーマンとしてキチンと仕事してるって感じで、励まされる。サラリーマンだったら、自分達がどっち向いてるのかわからない雑務なんて、やっぱ嫌でしょ。