大きく分けて、共同生活を描写する春・夏編と、個々のシナリオに分かれてく秋以降編があり。
序盤の一本道は、おいといて。
春夏編はキャラクターごとに断片的なシナリオがあるんだが、アレ、プレイヤーから見るとキャラクターごとに幾つかづつのシナリオを選択するんだが、主人公はきっと、どのヒロインと結ばれる場合でも、ここで描かれてる全てのイベントをこなしてるんじゃないか、と思われるような中立的なシナリオ内容が多い。
『つよきす』でいえば、OPムービーがはじまる前、ヒロインたち全員が入り乱れて大騒ぎしてる期間が非常に長いのだが、そーゆー「全員で楽しく共同生活」のエピソードから、小ネタでオチがつくような形で部分を切り出して、それにキャラクターアイコンの付箋をくっつけることでヒロインルート決定のためのシステムにしてんのな。
だからまあ、「プレイヤーの決断」はあっても「男性主人公の決断」は、選択肢的には、ない。これは、マップ選択で展開が決まるタイプの発展形と言える。マップでのキャラアイコン表示がヒロインたちの同時に並んで存在する排他的な関係の描写と結びつきがちなのに対し、マップじゃなくエピソードシナリオの選択だから、同時性がさほど強調されない。
茜ちゃん以外は割かしどうでもいいんで、共同生活もカナリどうでもいいんだけどな。女の子のために男の子が走り、男の子のために女の子が走る。それだけで十分。
