春萌

巫女さんの原画の人に敬服する。漫画でもイラストでもアニメでもあのインパクト出ない、という意味でノベルゲームオリジナルの表現を達成していると思う。
その他。

  • 最初灰音さんの立ち絵が出てきたとき、うわ、どこの同人ソフトで7000円ぼったくるよ、とか思った。すぐにこのぐらいエロゲーとしては標準かな、と思い直したけど。最近エロゲー塗りのCGに馴らされてきてるなあ。
  • システム画面の文字の色がバックと被っててすごく見づらい。画面下に出るセーブロードのコマンドも、ポインタを上に持ってこないとコマンド名が読みづらいのは大きくマイナス。
  • りるけとのやりとりはマガジンやヤンマガあたりの巨乳デフォルト漫画の登場人物と会話してるみたいで、あまり巨乳という気がしない。胸を性的ジョークのネタに使いすぎるとありがたみに欠けるのではないかと思う。
  • ビジュアルノベル形式(文章が全画面に表記される)で音声付、というのはしばらくぶりで少し驚いた。『 Fate 』にしても『さくらむすび』にしても、2005年発売だろうとビジュアルノベル形式だったら音声無し、てのが当り前だったので。これより前というと『 Realize Me ! 』で、こいつは絵はいいのに開田あやのシナリオにげんなりさせられた記憶があるのであまり良い印象がなかったりする。
  • あー、『水夏』がVN形式で音声付だったか。でもアレはもうすこし文字が大きかった気がする。文字を詰め込みたい気持ちはわかるのだが。詰め込みセリフを早口でまくしたてるのが快楽なのもよくわかるのだが。なんか変にスレスレ狙ってるなあ。
  • 僕の想定するエロゲーの購買層にはあまりオタクな知識がなくて普通に妻子のいるようなサラリーマンがそれなりの率でいるので、観鈴ちんネタが通じない人は多いと想像する。ギャグの元ネタなんざ判らなくてもギャグだという雰囲気で笑ってもらえる、というのはオタクやスノッブの思い上がりか甘えだと思うのだが、まあ、この程度ならかわいいものかとも思い直す。要約。いいぞもっとやれ。
  • まだゲーム内五日目ぐらいの段階で妄想。元来が場所の固有名の特定というのを避けるのが常套のエロゲーでやたらと特定地方の特定地名を強調するてのが批評性として機能するという思惑だろうか。それやるとヒロインたちが地脈から切り離されて憑依霊化して迫ってくることになりそうな気がする。北海道の奥地で1000年前の伝承てのもなさそうだしなあ。