エロゲ価格の乱高下って誰が決めてるんだろうなー

 嬌烙の館の中古レートって1000円以下のワゴンセール並なんだ、と知って。

 書淫がいまだに(今だからこそ?)18000円とか無茶な値段をつけているのを見るに、OSがWin98時代かどうかは関係なさそう。

 書淫は旧葉っ派のコアな人たちの後押しがあったんだろうなあ、たぶん。

 さておき、Sense Offで6000円台、フロレアールで3000円台。基準がわかんね。

 今のうちに買いおさえといて、自演で付加価値を盛り上げれば、けっこうな利益が見込めるんじゃないか。

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 なんで「立ち絵と背景に三次元的位置関係を見出す誤読が導出されたか」という話をふられたようなので。何度も同じことを書いて恐縮だが。

 コストパフォーマンス。

「立ち絵」が画面中を動きまわりその手の演出が爆発的に増えるきっかけとなった『Fate/stay night』では、背景画像と立ち絵を正しいパースで並べる気は毛頭ない。コメディパートみれば一発だが画面構成とイメージ最優先で、今から見ると自由に絵を動かしてる。さらにトドメのように、落書き状態で描かれた二頭身キャラのみが背景画像の床やテーブルに足をつけていたりする。

 どうして、そんなことをしたか。そうやって自由に配置したほうがキャラが映えたからだ。後方に位置する人物を縮尺にあわせて小さく表示するより、もっとも魅力的に見えるサイズと配置でグリグリ動かしたりキャラクター絵の「重ね合わせ」を多用してイラストレーションぽくしたほうがいいと踏んだ。

 じゃあ、なんでそれを他が踏襲しなかったのか。

 まず、すごい労力がかかる(かかった)からだ。

 大雑把な位置関係で配置して、台詞にあわせて表情だけ変化させるのと、会話のやりとり時のノリでもって、キャラ絵の位置関係を大胆にめまぐるしく動かすのでは、前者はキャラクター単身の、それも「感情・表情」の単位でスクリプトをオーダーするのの積み重ね。後者は、身体の動きや複数人物の会話における流動的な距離感や空気を画面全体に再現する調整が必須。もっと言えば、人物を足まで描けば画像が重たくシステム処理が大変だったり。

 そーゆーことを積極的にやろうと目指したメーカーでは、Project-μ(http://homepage3.nifty.com/garakuta-dou/kannsou3-3.html)の「ノベルシアター」と銘うったシリーズがある。中古屋で探せばそこそこ安いと思うので、おすすめしておく。

 で、ノベルシアターだと限界もまた見えてた。