粘着をあまくみてはいけない

>少なくとも他チェーンはここまでひどくない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091220/1261285986

 セブンがトップを走ってるだけ、たまたま今のタイミングで本部がぐらついてるだけです。

 10年前に、やっぱりコンビニ批判本のブームがあって。各種、訴訟も相次いだのだけども。当時のネタとしては、サークルK京都宇治田原店打ち壊し事件が有名で。

>サークルK本部による加盟店襲撃事件
http://n39-s.hp.infoseek.co.jp/kiji/5.html

 本部社員数十人で力づく閉店は、知られてないだけで他にもけっこうあるらしいのですが。今回の「セブンイレブンの罠」ではセブンバージョンの打ち壊しが紹介されてるが、まぁ、伝統的手法なんだろう。

 つーことで、上の話題も載ってる、1999年初版の<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%85%89%E3%81%A8%E5%BD%B1-%E6%9C%AC%E9%96%93-%E9%87%8D%E7%B4%80/dp/476340539X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1262005862&sr=1-1">「コンビニの光と影」</a>では、裁判の実例や、各チェーンオーナーの証言が掲載されてるが、どれも、セブン以外のコンビニです。セブンイレブンは、本文ではかなり強く非難されているものの「実例」はなぜか載ってない。

 ぶっちゃけ、報復がこわいもの。そんだけ。最近は、うちもコンビニユニオンに加盟してますよと言うと、本当に本部は何も言わなくなった。今の時期だけかもしれんけど。ま、30年前にしても10年前にしても、一部で話題に上りつつ結局は改善されずズルズルきてしまってるので、今回も不発に終わる可能性は低くない。今年、公取が命令出したのも、鈴木敏文公取のえらいさんに対しオレサマな態度をとって「あの成り上がり野郎ナニサマのつもりだ」と不興をかったからで、そうでなければ公取は動かなかった、とゆー噂もある。ただ、だからこそ今回のチャンスはものにしときたい、僥倖なのでありまして。

 話を戻して、当時ボロを出してた各フランチャイズチェーンは、対策が甘かったんだろうなぁ、と推測する。今は当時の反省をふまえてアメとムチ路線なんだろう。根本的な仕組みは全く変わってないし、そもそも、その後も出店ラッシュの手は緩めてないのでも判るとおり、殺さない程度に生かすだけの話で。まぁ、それでも呼吸してさえいれば儲けモノ、という判断はあるが。