みっけた

http://hotspar.hp.infoseek.co.jp/page401.html#9

 外食産業は仕入原価を3割に抑えないと赤字てのが常識的に語られるけどコンビニでも揚げ物やおでんの販売となると実質的に外食産業と同じ仕事内容になると言っていい。チャージを「売上総利益」の50%とられると3割原価は計算上ゼッタイ無理。例えば100円売価を10円で仕入れたとして90円の粗利、その45円を持ってかれるので残り45円で人件費光熱費容器代油代ゴミ処理代を払う。もちろん実際の原価はもっとする。

 100個売って3個売れ残ったとして。

売上総利益=売上高−{売上原価−(廃棄ロス+棚卸ロス+仕入値引高)}

 に当てはめ

・売上高  =9700(100円x97個)
・売上原価 =1000(10円x100個)
・廃棄ロス =30 (10円x3個)
売上総利益=9700-1000+30=8730

 チャージ50%として4,365円がチャージ、4,335円が残金、ではない。廃棄ロスは売価還元計算、平均原価率が60%とすると、100円x0.6x3=180円を廃棄ロスに入れるので、

・チャージ=(9700-1000+180)x0.5=4440円

 現に手元にある金(9700-1000=)8700円から引いて4260円が残金。

 んじゃ揚げ物販売数290個、廃棄10個、売価200円、原価98円として

・チャージ:(58000-29400+1200)x0.5=14900
・残金  :58000-29400-14900=13700

 コンビニだと「暇バイトにやらせる」計算で人件費を見ないふりする度合いが高かったりするのだけど、店員が雑誌立ち読みしてるほど暇な店ならバイトの手の空いてる時間を潰すことに余計な人件費は発生しないが、忙しいほどよく売れる店だとバイトの余裕作るのが難しくなるので余計な手間に対して人件費純増な罠。1日に300個作ったとして1度に5個作り、1回揚げるのに4分かかるとして製造に240分=4時間。昼と夜に売りさばく準備でバイト代800円x4=3200円、実際に売りさばくのにレジ打ちと兼業不可として30分x1人x2回のバイト代800円、販売ケースの清掃および準備に1時間の深夜バイト代として1000円で計5000円/日。たぶん実際は細かい手間がもう少しかかるはず。紙パックやビニール袋その他が1個販売あたり2円として290x2=580円、廃油の廃棄も有料のはずだが1週間で1缶1000円かかるとする。冷蔵庫やフライヤーの電気代、材料の元袋をゴミに出す経費は不明。

 13700-5000-580-143=7,977円/日の揚物利益。あってる?