見かけた

http://d.hatena.ne.jp/singingroot/20090621

 疑問をさしはさむ意味で「みつめてナイト」について。

参考:徹底攻略 みつめてナイト
http://zattalib.yu-nagi.com/game/MitsumeteKnight/MKMain.html

ここはドルファン放送局
http://www1.odn.ne.jp/arapon/

たのみこむ
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=2485

署名TV
http://www.shomei.tv/project-759.html

>「情報アイコン選択すると、ウイークリートピックスって項目がありますが…つまるところドルファン王国内の週刊誌みたいなモノなんですけどね。あれって、毎週毎週更新されるんですけど、その中に国内状況や世界情勢、文化面や軍事、政治面に関しての記事がえっらいあるんですわ」
>ただ、世界の状況としてはロシアの雷帝からエカテリーナに至るまでの拡大政策に周辺国が戦々恐々としていた時代プラス、第一次世界大戦のヨーロッパの火薬庫と呼ばれていたバルカン半島の状況をミックスして、北と東西から大きな圧迫を受けている小アジア半島のなかの小国家……が主人公が赴くドルファンという国であることぐらいは理解しておいた方が(笑)」
http://www1.kcn.ne.jp/~yos_yuki/taidan/review_mknight.htm

 みつめてナイトでは、その「まんまときメモ」なパラメータ形式にも関わらず「起伏あるストーリー」「陰影に富んだヒロイン造型」への志向が極めて強い。具体的には、ファンタジー仮想世界のためもあり世界設定や「土地の記憶」とヒロインキャラクターが分かちがたく結びついてる。デートイベントでも傭兵である主人公と未亡人のクレアさんのデート先が砲台が据え付けてある高台だったり。あるいは期末中間試験の代わりのように用意された定期的に起きる敵国との戦争において発生する特定ヒロインのストーリーイベント。今、「みつめてナイト」を振り返って位置づけるなら、「ときメモ」の形式でもって「物語」を導入しようとした、本家コナミならではの力技だった、と言えるだろうか。

 んで、みつめてナイトは「戦争という非日常」が用意されているがゆえに、パラメーターアップ修行時のヒロインとの時間の共有や、あるいは休日のデートは「日常」の色彩を強く帯びる。その日常は、何も起こらないがゆえに、ただ会話を交わし微笑んでみせるだけのヒロインたちの背景を強く浮かび上がらせる。

 よくできたゲームは人物造型と世界造型が交錯し、区別がつかない。