竜騎士キャラの扱いは

 今の血が滾ってる世代の人たちは竜騎士キャラデザと「恋愛」できるのか、昔で言う「○○さんの裸を見るなんて失礼で出来ない」つってモニターに背を向ける、てな態度を取るのか、というのは割と知りたいところで。

 何となくだが、いないような気がする。昔と今だと貞操に対する感覚も違うし、パンツや半ヌードから目を逸らしてたら今のオタ流行と繋がりようがないつー現実的な問題もあるし。メジャーなゲームやアニメとは関係ない世界では、そーゆー潔癖症的な態度はまだ成立するかもしれないけども。なので、「狭義の(性的眼差しを否定しきれはしないが、性愛的欲望をもって第一義としないという立場の)萌え」は「萌え」という言葉を使ってる現場では絶滅してる可能性が高い。

 それを「萌える」が消えて「萌え」が残った状態とみなすのだけども。

 んで、「萌え」と書くとき、そこには実際に「萌える」人々の感情は必要としない、というのがある。なので「萌え」であればキャラクターにおいて内面は必要ない。というより、キャラクターの内面は「萌え」とは異なる接続に向かう。旧来的な意味での物語登場人物への共感であるとか感動であるといった。

「萌える」から「萌え」への推移が10年かけて完了し、キャラクターの内面にしか根拠を見出しえない「萌える」を抱え込んだ層は事実上絶滅。

 んで、かつてウェイトレスに萌える人はいなかったと言うのであれば、それと同じくらい、現代においてメイドに萌える人はいないと言える。