「月姫」に関連してノベルゲームの主人公人格に関する言及

http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20060704/p2
すんません。「月姫」の主人公の分裂してるて話は、多分、ササキバラゴウとか更科修一郎とかが言い出してるのを俺とかが弄くって薫さんあたり経由で伝わっちゃったのかもしれない。
 
えーとつまり「月姫」で、物語を進行させるための人格と、他人を傷つけない(一般的な、つーかヘタレな)人格がある、て話。物語を進行させるためには女の子とヤル必要があるから、狂気にまかせて女の子を犯したり殺したり虐めたりする。そんで、普通の人格のときにはそれについて悩む。
つまりその、変身ヒーローの乖離人格の、一応ブツブツ文句を言いつつも社会正義なり倫理道徳なりを実現する力の執行、てのと少しばかり見た目が違う。
 
昔のヒーロー物と違って、最初から内向的なんですよね、要するに。狭い世界での話でしかないから、力の執行が最初から身内、女の子に向かう。女の子の人格が抱えてる反社会的な性質(ツンツンしてるとか、18歳以上のはずなのに幼児並の言動とか、無口とか)を、力によって切り開いて、トラウマなんかをコミュニケーション(市場)の遡上に載せる。その切開の過程が物語となるわけで、まあ、普遍的な正義を主張できなくなった時代における、反社会的な存在を力によって社会的存在へと更正させる正義の味方のなれの果て、という言い方も出来なくはない、のですが。
言い方を代えると更科修一郎言うところのヘタレマッチョ。
 
あー、こないだは、こういう話をすれば良かったのかな。