アカイイト

好き好きだーいすき。オマエも結局百合かよていう声が聞こえてきそうですがあたしゃ元々アトラクの初音姉様の下僕ですからして。やーんいぢられっ子桂ちゃんラブリー♪ どいつもこいつもかわいー♪
キャラ物としてのノベルゲーを考えるなら、この種の伝奇ロマン活劇は一番妥当でしょう。つーかコバルトの「炎の蜃気楼」を筆頭にBL文脈で使えたものはノベルゲーでも使えるはず。キャラ立てのための素材に優れてるってことだからね。
伝奇がファンタジーRPGと相容れないというかイマイチ重ならないのは経験値やレベルアップていう考え方が前世だ血族だイヤボーンだていう芸風と衝突するせいじゃないかとかゲーム(競争)という発想に歴史というやつが馴染まないのかもね、などなど考えてるんだけどイマイチ説得力がないからこの話は後回し。
さてエルフのゲームで御馴染みのシナリオ分岐ツリー表示の採用はゲーム攻略の気分を高めてくれるのでシナリオへの深い没入感は得られないし、シナリオの側もそれを見越してある。シナリオ展開上は敵ボスとの戦闘がクライマックスかもしれないが、敵も味方もプレイヤーも桂ちゃんの吸血シーンを美味しく頂くほうが大事なのだ。下手なエロゲーより余程エロメインの構成。それでいて古臭さを感じないのは桂の素晴らしいとしか言いようのないキャラクター造形のせいだろう。このコバルトか白泉社コーエーかと全員でツッコミをかましたくなる総受主人公、やおい及び少女漫画物じゃ昔からの定番とはいえ目の前に差し出されたらそりゃいじくりたくなるに決まってるじゃないかー!
これがジャンプ漫画の主人公を同人でいじくり倒したいってOMOIなのね!