すんません頭痛酷くて書きかけのままでした(言い訳

 次に作中情報のみで、魔王を「高貴な野蛮人」とみなし、かつその条件を受け入れた上で「近代的な学知を背景にしている」という条件と結びつけることが「間違っている」と判断しうる根拠を考えてみる。

 まぁ、なにもない。所詮は、いくらでも後だし設定を付け足せて(実際、後だし設定がどんどん増えた)、

(ここまで書いて公開してた…やっぱ、この日記形式だといろいろ厳しいね)

 仕切りなおして、なぜ、「近代的な学知を背景にしている高貴な野蛮人という設定の話」を読み取らず、「高貴な野蛮人」のみをまず抜き出してみせたのか。現実世界とリンクしているかに見える魔王の物言いに振り回されたのが直接の原因だろうが、そこらへんまでだったら裏読みはいくらでもできる。つまり、後出し設定で読み筋をいくらでも変えられる領域だ。実際、百年だか二百年だか忘れたが勇者が生まれる前から勇者と会うのを待ち焦がれてたのみならず勇者が生まれて成長するのをストーカー丸出しで覗き見してました設定が後付けされたわけで、その路線から読みを入れるとなれば、待ちに待ち焦がれたファーストコンタクトにテンパりまくった痛いコがリハもそこそこサービス台詞でアピールしようとしてやりすぎました的な空回りニュアンスが非常に強い。噛み合ってるようでいて、かみ合ってない会話なのである。個人的には、「ほらほらっ、あっ、あたしのここ、くぱぁって、くぱぁってなってますよっ、ど、どうですかっ!」(う、上手く言えてるかな? ヘンじゃないかな? でででででももしアピール方法間違ってたらどうしようどうしようどうしよう? ああでもちょっとぐらい強気で攻めなきゃってメイド長にもアドバイスされてるしやだ私ったらこんな格好でキャーキャーキャー)ぐらいの感覚で、うわー煮詰まって暴走しちゃって痛々しいなーでも二次元の女の子だから許す! とかそんな感じで読んでしまえるわけで、つまりアレ、イフリータ的設定と「私は薔薇の花嫁です」「私は魔物を討つ者だから」的な電波全開アピールでこちらの情感に訴えてくるのとの合せ技。あるいはほら、KISSx200の授業内容的な方向性の娘さんたちでもエロ可愛ければそれでいいよね、むしろセカイとセカイ中の全ての人々より二次元の女の子一人を選ぶとか当たり前じゃないかセカイ系、といった。およそイタいにも程があるコの心情を強引に可愛く読み解くのがエロゲー論壇の作法ではなかったか。

 続く。