閑話

 例えばですね、元総理の息子のイケメン系二世議員が主人公で、派閥の長である5人のヒロインと結ばれる政界サクセスストーリー、主人公は当選一期目で出会いを繰り返して最後はひとつの派閥を選ぶんだけども、ヒロインたちはそれぞれ波動実験を義務教育に組み込もうとしている文部科学大臣竹島を軍事的に国土復帰させようとしている防衛大臣安保理安保(流石にこれは恥ずかしいの上塗りだわ)の破棄と日中同盟締結を目指す外務大臣、みたいなキャラ付けで。それぞれ幼少時に悲しい出来事があってトラウマを抱えていて、それが政策方針と密接に繋がってるの。「韓国の近代化は日本の統治政策の賜物です」とか選択してって「貴君が一緒なら、竹島を取り戻せる気がするのだ。私に勇気をくれないか」とか誘われてオッケーするとエロシーン突入で、「もう奴を止められるのはお前しかいない…」とか謎の総理に拳銃を渡されて「○○が私を撃つというなら好きにするがいい」とかクライマックスがあって、実は竹島に幼い頃の思い出の宝箱が埋めてあって、それを自分の手で見つけなければいけないとか思い込んでて、艦砲射撃が着弾する最前線で二人して必死になって昔の記憶を辿って宝箱を探しまわって。

 そんなんだったら、もぉ、ぜんぜんオッケーじゃないですか。

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 我ながら酷い喩えとゆーか、実際に作ったら販売禁止にされても仕方ないと思いますが。

 しかし、エロゲのヒロインとゆーのは、大前提として政治ネタをまぶそうがなんだろうが、そーゆーヤバイ代物なのは間違いなく。