「神のみぞ知るセカイ」と現実世界との違いについて

 あのマンガの中では、

・ギャルゲーは売れていて、業界は活気に満ちている。
・18禁と非18禁の区別がなされていない。

 一方の現実では、

・落とし神はいない。いないんだ。

 なので、理想のゲームについて熱く語ること、それに対するユーザーの立場とゆーものをわきまえることは、現実だと、あんなに幸せなもんじゃない。

 つーか、あんだけ無駄につぶやいといて、未だに赤字を減らすために削れるものを探しましょうぜ、て話にならないのは、今の作り方だと経費削減=リストラ解雇、に直結してるからだが(辞めりゃいいのに

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 たとえば、キャラクターの感情として、喜怒哀楽の4種類の感情を想定し、それに合わせた表情を用意しましょう、という考え方は、正しいだろうか。

 人間はそんなに単純じゃない、となるだろう。つーことは、喜怒哀楽を基本パターンに考えちゃ、ダメだ。

 じゃあ、何を基準にするか。

 流行りモノでみていこう。iPhoneiPadが今のとこ売れてるわけだが、アレの考え方の基準として、GUIを徹底させ、かつそれを指で直接触れて操作できるようにして、直感的操作とやらを前面に押し出して、売った。

 モニター画面の中の映像なんてのは、どこまでいっても、虚像だ。いくら三次元にして画像を洗練させていっても、物理的な質量を得るわけじゃない。だから、入力に対する反応がダイレクトであることが、いちばん大事だ。

 次。二次元の娘さんたちは、なんでああも現実なのか。 

 入力に対するレスポンスの関係があるから、だよな。基本、そこにしか質量は発生してない。※文章の表現力でそこんとこをフォローという発想には、「別に電脳でやる必要ないから、エロラノベ業界に行けば? 文章なんて、あくまで補助機能だよね」と、十年変わらぬ返答を。

 ラブプラスは、なんで売れたか。タッチやキスに反応してくれるという担保。リフレインキスで20分でも30分でもキスして。キスでおっきして。それが実感のバックボーンにあるから、性格も髪型も服装も変えちゃってオッケー、となる。キャラ造形は唐突に相当に激変しますが、リンコはリンコだよ?

 ユーザーの入力に対する変化、というポイントだけを確実に押さえとく。ユーザー入力と無縁のとこでシナリオが勝手に進行して立ち絵がめまぐるしく動き回るとか、FFのムービーウザイてのと同じ理屈で、オマケでしかない。

 で、キャラクターの個性は、入力に対する反応の中身の差で表現しようね。