1日じゃ終わんなかったっす

 同人のような同人じゃないようなゲーム二つ。

 いっこめ。
アパシー レンタル家族』
http://www.takiya.jp/78/rental/

 こっちは、さらっと終わる。話の内容も別段に新味はないけど、新しさを気取るゲーム的リアリズムや21世紀を支配するエロゲー的世界観よりかは誠実。誠実じゃなくていい、てのがゲーム的(r やエロゲー的(r の主張の核心なのでそれは当り前なのだが。

 個人的には、こんぐらいの同人ソフトの演出で満足してしまってる。というか、今のノベル物の演出の方向性は頭打ちなとこで推移してるんで金や手間に見合わないのだが。まぁ、それでみんな満足してるみたいだし、いいんだけど。

 にこめ。
そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ3 ※この世界で2の発売予定はありません。』
http://www.anos.jp/anos6/anos6.htm

 長い正式タイトル。こっちは、やっぱり詰まって3日越し。

 売れてるっぽいのに最近のゲームレビュー界隈ではプレイした人が目立って少ないのは気のせいか。つぃったやみくしでは反応あんのかね。

 例によって今どき自分で考えろとゆー古典AVG路線。とりあえず続編なので1作目の『そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ』をやってからプレイしたほうがいい。出来れば謎解きの練習も含め自転車創業の過去作品を一通りやっといたほうがいいと思う。

 プレイの指針としては、手間を惜しまないこと、何度も行き来するのを前提として動くこと、だろうか。手に入れた「手がかり」については、その場で弄るのを避け、資料室に戻ってから調べるのを推奨します。

 個人的には、これくらいは演出とシナリオが連動してくれてないと演出のうちに入らないと思ってる。とりあえず人生や芸術や文学に批評的価値があるとされちゃう諸業界に違和感を抱いてる人はこっちにおいで〜。