女の子の憧れで花屋さん、という図式

 どんぐらい有効なんだろう。一定以上の人気はあるんだろうけど減ってるんですよね。若年層女性の花の購入。やっぱ衣食住に直接関係しないからさ。

 日曜朝に花業界がネタになると、どうしてもリアル業界と対比してしまい(よつばと!のジャンボの花屋が非常に「ありそうだ・そしてリアルからちょっといい話へのシフト具合が見事だ」とゆー感じだったのと比較して)、「一輪の花!」と叫ぶぐらいでしかないよね みたいな。

 そいや、この手のアニメに花屋登場しても、業界団体によるスポンサードとかきいたことないんだよな。どうしても噛み合わないとゆーかんじで。リカちゃんパンジーなんて作るぐらいなら、よつばをマスコットキャラにして花キューピットやったほうが、まだしもましなセンスじゃないかと思うのだが。

 そんで。

 畑に直植えで品種開発なんてぜってーやらない(風にのって他所の花粉で受粉したらどうする)し、品種発表会の時期も春はないだろ(春先は彼岸卒業入学母の日に花壇苗販売本番シーズンなので本業が普通に忙しい)とか、研究開発と町の花屋でどっちが「出世」たりうるかというと、花は、どうしても食料生産関連と比較するとね…。研究バカにも頭打ち感がいろいろあるし、都心のハイセンスな一流花屋だろうと社員待遇がものすごいわけでもなく。

 つか、子供が生まれるから夢をあきらめる、とゆーシチュだと、普通は「大手有名どころに就職したまんま」の現状維持を選ぶと思う。独立店舗で小売業、しかも生活必需品じゃない花屋を新規立ち上げて経営し続けるって、安定収入で子供を養ってかなきゃみたいな計算とは、ほど遠いです。花屋の新店なんて10件のうち1件残ればいいほう。かなりの度合いで夢を追っかけている。http://d.hatena.ne.jp/chuujou/20100404/1270392039の感想は、ちょっと現実離れしたギャルゲーシナリオに影響受けすぎなんじゃねえかなー。そりゃ劇団員に比べりゃ町のパン屋は手堅く見えるかもしれんが、そもそも業務用パン焼き釜の資本金をどっから調達するんだ貧乏劇団員。

 さておき、子供向けとゆーことで花屋の大変さとゆーのもあまり描かれないね。(単純業務でも、アサイチで仕入れにいくのでパパさんは夜が早かったり、水を多用するのでママさんは手荒れが大変で爪が変形しちゃったりとか、正月を祝うとかゴールデンウィークに遊びに行くとか超ありえね、みたいなところで子供ならではのわだかまりを描写してもいいはず)