ひやみずー

現代エロゲにおける女性の胸部についての覚え書きhttp://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ilidim/20100114/1263478150

 等身(および身体の肉感表現)がほぼ定まった/固定化した、ここんとこのエロゲだと、大体こういう方向性になるんかなーとは思った。

「ここんとこ」じゃなければどうかというと、TH2Xratedだったらビジュアルノベルの全画面文字表示なのであてはまらないといった話が出てくる。が、それはどうでもよくて。

 いたる絵の、画面中心に顔が配置されつつ、その等身のマジックにより身体のかなりの部分が画面内に収まる(http://fx.sakura.ne.jp/~kaguya/kanonSSroom.htm)話をして欲しいと思った。つまり、Kanonでピークにいたる、いたる絵の身体バランスは画面構成にヒロインの身体をあずけるところから導き出された。

 あと、実際の運用は画面を検証しないと出てこないのだが、ONEは身体中心・Kanonは顔中心・AIRは身体中心・CLANNADは顔中心、みたいに両極に振れてるよーな気がする。たぶんキャラデザの変遷と関係してて、等身が伸びかけのAIRだとまだ十分に顔が大きいので、背景画像との兼ね合いから腰より上が出ても表情がよく見えたのだが、CLANNADあたりでだいぶ等身が伸びてきて、普通に等身を突っ込むと表情変化が見えなくなる、みたいな配慮が働いてるんじゃないかな、と。

 逆に、高橋&水無月コンビのリアライズでは、リアル等身と目の小さいキャラデザを採用した結果、立ち絵と顔アップを同時に表示する、えらい間の抜けた画面構成に至ってしまった。

 あとどうでもいいが、ブクマにツッコミだけいれとくと、

>テキストボックスの横に顔グラが表示される手法

 は、昔(20年前)からみても、そんなに比率は変わってないと思う。あえていえば、ヒロインとの恋愛が主軸で他のサブキャラの出番が少なかった恋愛ゲームがサンプルだと発話者の顔グラを用意しない(手間がかかるから・荒川工の苦労をみよ)のだが、なんかストーリー主導でサブキャラがやたら多くなってシナリオ内での重要性も高まってくるとなると、入れかわり立ちかわり出てくる発話者たちの顔グラが、画面整理の上でも必須になってくる。

 つーことで、シナリオ内容と画面構成の連動をチェックしたほうが。サブキャラとメインヒロインとの構成比との相関関係のチェックとか。