恋人モードで100日経過

 音声はだいぶ慣れてきた。基本的に猫なで声なので問題ない。

 全般に、かなり雑然としてるところがコナミらしいというか、まるきり「ときメモ」の系譜そのままなゲームだなー、と。音声での会話を楽しむラブプラスモードと、タッチペンでなでなでするスキンシップモードは、まるきり別のところで別システムとして動いてて、組みあわせて凄いことになったりはしない様子。他にもキスとスキンシップはほぼ全く別システムのミニゲームを順繰りにクリアしていくかたちでプレイ連続性に欠けてたり、いきつくところ、目の前にバーチャル恋人がいて、その恋人に何らかの形でアプローチするための手段がバラバラに用意されてる。このへん、ときメモのパラメータとスケジュール、あるいは各種イベントの雑然とした並べ方の延長だなー、とか思う。友達モードと恋人モードの分裂にしても、似たような大雑把さによって成立ってる気がする。

 で、それは多分、正しい。ゲームとしての完成度で全体を統一してしまったら、プレイ感覚としては恋人に向かわなくなってしまうだろう。ドラマとして藤崎詩織の物語を読むような形を最初から提示していたら、メモラーなど発生しなかったろうし。

 おそらく、洗練されたゲームデザインよりも、あれもできるこれもできるといった旧来的な大作RPGのお遊びてんこもり感覚のほうがむいてるんだろーな。