ラテン系の歌声の響きは好き

 新春映画一発目。『アラトリステhttp://www.alatriste.jp/

 怪作。多分ものすごく間違った感想と思うのだけど、時空の狭間を彷徨いつつ人類史における様々な時代・土地の戦場を大胆不敵に駆け抜ける不死の超戦士のお話、だと思う、多分。

 いやなんだろう。人気長編小説原作を超大作エンタメ映画化するにあたって典型的な人気シーンダイジェストになっちゃってて色々と説明不足で時間経過すっ飛ばしすぎとか、そういうツッコミを入れるのは簡単だと思うし、時代考証どうよとかも言えるかもしれないんだけど。本作に関してそれ言うのは野暮だ。むしろ「いかなる時代、いかなる国においてもスペイン男の色気と男気こそ蝶・最強」みたいな、そーゆーテーマを標榜したのだ。エロゲでバトル物を漁る暇と金があるならこっち見とけ。むしろカピタン主役でエロゲ作ろうぜ。

 同じ日にハシゴで二発目。『チェ 28歳の革命http://che.gyao.jp/

 同行した人たちが誰もSNKループレバーの「ゲバラ」を知らないという驚愕の事実。あったんだよ<a href="http://khex.blog42.fc2.com/blog-entry-276.html">ゲーセンで「チェ・ゲバラに捧ぐ」ってデカデカと表示されるゲーム</a>が。俺がゲバラの名前をはじめて知ったのはゲーセンだったんだよ。
 おいといて、ホントにヒスパニック系元気だなアメリカ映画。ここまで英語が出てこないのが当り前の時代になろうとは。当り前のようにエンタメもシリアスも流行も史実もきっちり押さえた傑作なので、怪しい映画を見て頭が捩れた後に見ればいいと思います。