レスになってないレス

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20081212

 全く返事になってないことを書きます。

 エロゲは、みんなどこに軸足を置くかで迷ってるのが現状で、その上で、もちろん作ってる側はみんないろいろやってて、そこには先に繋がるものが沢山あるのだけども、それをどう消化(評価)していいかを受け手が判らなくなってて、やってる事とそれに対する評価とがズレてるというのが、エロゲのレビューサイトや、はてなダイアリー関連で感想漁りをしたときの雑感だったりします。それもまた昔から繰り返されてる光景だと述べるのは簡単ですが、それを言っても不毛だ。

 私が何かを書くのは、とりあえず先へ進める切り口を見つけて方向性を作ろうというところだけです。個人で満足するだけなら書かなくていいと思ってるから。で、方向性も、個人の技量を評価するのでなく誰でもアクセスできる方向性しか考えません。素人がついていけない方向性じゃダメだと思うからです。で、エロゲ素人は、なんとなく周囲の感想に合わせて物を言います。個別の意見は心にしまって場に合わせるのが日本人のいいところです。ですから、私は周囲の感想を作るために世論操作をしなければなりません。だから私は世論操作の文章を書いてるのであって、それは作品批評でも評論でも感想でもない(議論ですらない)というのが自身の定義です。

 さて、私はエロゲプレイヤーに夢を与えなければなりません。ですから前提はひとつ。

<b>エロゲは、なんでも表現できる。そしてそれをセールスに結びつけられる</b>

 です。フェミはダメなんてのは却下です。この世界のありとあらゆるものにコミットできる表現手段としてのエロゲを私は語ります。萌えとは世界の秘密を覗きこむ入り口であって排斥されるものではありません。エロとは背徳ではなく道徳です。女の子は可愛いです。女の子のおしっこを飲むとガンが治ります。

 素晴らしいエロゲーを覆い隠す誤解の闇を取り払わなければなりません。しかし悲しいことに自らの思い込みによる自閉や揶揄ばかりでエロゲーを攻撃するひとがいます。批評的であるなどとされるエロゲーほど自身を傷つけ自縄自縛に陥っていて、そうしたエロゲほど批評を掲げる文章では(同意するだけで批評っぽくなれる気がするので)好意的に持ち上げられますが、それはエロゲの可能性を摘み取るだけなのです。