リンクする気が起きないので書き捨てで

 いやさ、例えば今どき<a href="http://it.nikkei.co.jp/digital/column/gamescramble.aspx?n=MMITew000020062008">「ベーマガ2.0」</a>なんてネーミングを見たら反応困るじゃん、て思うのだけどさ。PC系列の文脈の人らの、あるいはRPG専門誌を読みふけってました人らのノリが、時々重たいわけさ。

>ゲームの「ジャンル」というのは、いわばキャッチコピーの一種です。
>作り手側からすると、そのジャンル名が分類に役立つかどうかは、ほとんど考えていません。いかにして「ユーザーに注目させるか」だけを考えています。これは最近の傾向ではありません。それこそ<b>スーパーファミコンの時代</b>から、そうです。
>野安自身も、まだゲームがバブル景気だった頃、「いまだかつてないジャンル名をつける」という仕事で、けっこうなギャラをもらったことがあります。結果だけで換算すると、1文字1万円くらいの金額になりましたね(笑)。
http://retro.mmoh.jp/e37606.html

 個人的には、90年代後半のザプレで読むところつったらゲーム攻略本レビューと発売予定リストの変なジャンル名総ざらいに尽きるんだけどさ。ちなみに売上げ低下してって編集部人員削減があからさまになったのと前後して、ジャンル名が既存の三文字英字に強制的に当てはめられるようになって、メーカーの書いてくるジャンル名はリスト上では無視されるようになった。

 んで。

 コンシューマーからPCへの影響とか購買層の推移とか、そーゆーのを考えたことが全然ないんだろうなぁ、というのは毎度だけど。

 そうじゃなくても、批評も学術研究もない世界で「ジャンル」ってどういう場で使われて、どーゆー生成をされてくかなんてのは、別に経済学や文化人類学社会学に手出ししなくても、普通に、ごくごく普通に考えてさえくれれば、判りそうなものだと、ホント思うのだけど。

 まぁ。

 何をどう文学したところで、今どき、何かを書くなんてのは、自分の青春を年下に効率よく騙るためのツールでしかありえないんだなとか。

 そーゆーのを思うと、小説や映画が気持ち悪くて仕方ない。佐藤亜紀とかさ、今どき映画なんて「ゲームジャンル」にとってサンプリング・ミキシングの素材でしかないとか、そんぐらい判って物言えよと。