感情移入のための選択肢があるとしたら、同じ選択肢は感情移入から遠ざけるためのものでもある。両者は同じ事の表と裏で。
http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20070314
でキャラクターを介さない感情移入について語ってて。
選択肢の感情移入について言えば、例の、長森への仕打ちについては、僕は「長森と浩平の関係に、僕という余計な干渉者が入れ知恵してしまったこと」として受け取った。だから、そこでゲームを続けることが出来なくなり、アンインストールした。で、僕は、それ以降、それらに対して、言うまでもないが、僕を消すことを「読解」として積極的に選んだ。だからまあ、僕はそういうもののことを感情移入と呼びはしないし、感情移入と関係なく勝手に泣いたりしているが。
なんだろうな。自分は、ギリシャ劇のコロスのつもりでいたのかもしれないが。
さておき、リンク先の「視点や語りの位置の問題」については、
『星山博之のアニメシナリオ教室』
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31910286
でそれっぽいことを言及してた。
