余談

なお、『月姫』の表ルートが「殺人衝動」とシエルという代行キャラクターの両方を採用したのと同様に、『C†C』では主人公自身の「狂気」の他に支倉曜子が主人公の影のキャラクターとして設定されています。支倉曜子の初登場が鏡に映った主人公の背後であることを思い起こせば、一週間の最後に彼女が殺戮劇を繰り返す理由は簡単に説明できます。そして支倉曜子との闘争のクライマックス、主人公が何故に「勝利」を収めるのかも、彼女と主人公の共有する過去の殺人劇の記憶の意味も。