『加奈〜いもうと〜』

『加奈』は幼馴染だけいればいい。あれの妹って既にシステムや背景と同化してて主人公の行動様式の一部でしかない。あっそうか加奈の死に至る過程を世界の終末の過程だとすると『C†C』とやってること同じっすね。でもこちらは世界が崩壊しなかったり世界崩壊後に幼馴染に救われたりする分だけ多少なりとも真っ当に見える。
そいや、お話として読もうとすると加奈との関係性の描写がちょっと不明瞭ですね。エピソードとエピソードの間の時間経過がかなり長いので綺麗には流れないで、新密度とか恋愛度とか言われそうな二人の間の距離が微妙に行ったり来たりする。そういうのもリアルっちゃリアルだけど、『ONE』の里村茜シナリオを知ってしまうと手抜きに見えてしまうかも。