他人を殺す夢は見たことない

単に憶えていないだけかもしれんけど。
弟を殺す夢はある。殺すっつーか当時2、3歳の弟の頭を間違えて踏み潰すの。ぐしゃ。ごき。んで葬式のシーンまで。罪悪感を感じたかどうかは憶えてません。そーゆー夢を見る前に弟を殺しちゃう想像とかしてたので、つーか想像ではいろんな人を殺しちゃったり事故を起こしちゃったりしてるので、シミュレートはばっちり、なのかしら。初めての2親等クラスの死に別れである父方の婆ちゃんの死に目に出くわしたときの感想は「こんなに簡単に生から死に移行するんだったら、死者の復活も簡単に出来そう」だったし、まぁ、今時のナマモノの死から遠ざかって育った都会っ子の感覚なんてそんなもんです。「壊れちゃったから直してよ」「壊れたんじゃないの、死んだのよ」てのはやっぱり基本パターンなんだなぁ。婆ちゃんの葬式のときは泣くとか悲しいとかそういう感情はあんまなくて、しばらくして後に母方の爺ちゃんが死んだときには一応は涙を流すのはできたんだけど悲しいとか喪失感とかの感情はついてこなかったんで、人が死ぬのに直面するのと感情の高まりとは直接関係はしないんだなとか、感情ってのはいろいろ体験して積極的に学習しないと獲得できないんだというのがその前後で得た認識だった気もします。そんな感じで中学高校の頃は笑い方の練習したりしてましたが、イーガン読んでるとそういう青臭い頃の感覚を思い出すから好きになれないのかもしれません。自分のために泣くのは昔から得意です。