劇場版AIR だらだら書き飛ばし。

↑思い出した。マッドテープだ。

監督インタビュー「最初に脚本をもらったときに、(中略)神奈の世界にいる大軍勢が、観鈴が息絶える寸前に神社に攻めてくるというイメージが浮かんだ(中略)過去と現在が一緒になって、大モブシーンになる、というイメージをやりたかった」
このへんは楠桂「古祭」ASIN:4091507417っくり。
「古祭」はぜったい誰かが言及しているはずなんだけど見つからない。髪の毛が洗練される前の絵柄の楠桂は殆ど一人で俺脳内の学園リストカットものを独占してる気がするんですが、学園リストカットな話です。えーと「雫」だったり「ONE」だったりするような気分の話てことです。「八神くん」以降もしくは人狼草紙以降、りぼん的にはサーカス・ワンダー以降かな? 髪の毛がバサバサじゃなくなった後は情念の凝り固まり方も一定方向に寄りがちになってしまってあまり好きじゃないんですが、「古祭」の頃の楠桂が天才だったていう話です。
劇場版AIRの止め絵に力がないってのは判ります。ゴリゴリ書き込んでくれてない。線の多さが心理の力の入り方をそのまま反映しているってのは当り前の話なんですけど、ツヤベタが美しくなっちゃうと八神くんのお母さんは可愛くなるけど情念方面はあんまし力が入らなくなっちゃうんですね。