2007-01-31から1日間の記事一覧

続き5

いいかげん長いので終わらせよう。さて、ダラダラ書いたが、こうした路線変更が作品にどのように影響を与えたかを考えてみる。路線変更後のハッピーエンド展開には、現実の政治の腐敗や役所の腐敗への告発が含まれている。また、解答編では作者の後書きが極…

続き4

もうちょっと深読みしてみよう。 先日に出たファンディスクでは、事件が起きなくてダムに沈む展開が発表されたという。それ自体は、以前にhttp://kaolu4s.jugem.jp/?eid=177で書いたとおりの展開だったりする。(もちろん「羽入」という6話から出てくるキャ…

続き3

さて、となると、当初予定されていた解決編はどんな形だったのだろうか。ひとつの可能性は解決編は出さないというものであるが、「罪滅し編」の展開からするに、各ヒロインの視点からの異なる展開、異なる惨劇が用意されていたと考えるのが妥当に思える。7…

続き2

時間が巻き戻されると殺人事件の犯人だって変化するかもしれない、という可能性に作者側が気づいたために用意されるのが「強い意志で行われる行為は高い確率で起きる」、すなわち「動機」によって事件が起こされるという動機主義的な設定。これが言及される…

続き

作者側からすれば、5年連続殺人事件の真相を暴き、かつ生きて雛見沢から脱出する、というのが本来のシナリオの筋書きであったろう。というか、発想の枠組みが「クトゥルフの呼び声」などの現代ホラーもののTRPGのキャンペーンシナリオだと考えれば、こ…

ひぐらし解おわり

えーと、祭囃し編。全8編あるうちの、最後のやつ。2日連続の腹痛あんど下痢で頭が全く働かないので、いつも以上にダラダラと。あ、もちろん、完全にネタバレです。予定調和的。いっこ前の「皆殺し編」とワンセットなんだけど、最後の2本は言いわけに終始…