んで。

 なんで現実世界の知識について気にしなきゃいけないかというと、たとえば、リライトされた結果、手っ取り早い解決法として現実世界と作品世界が何らかの形で接続した場合、それは現実の延長ですから、ここでようやく今盛り上がってるような批判が可能になる。現実世界からの視点が導入可能だし、現実世界での倫理道徳を突きつけられるべき、現実世界出自の人が出てくるだろうから。あとは好きにすればいいんじゃないかね。

 まぁファンタジー世界の描写と物理法則と意識のあり方その他との整合性や何やについちゃ、剃刀メール送りつけあって「論争」してきたテーブルRPG文脈で文章を書いて30年みたいな人たちが手がけるようだから、彼らはここんとこでガタスタしたような話は耳タコで通過してきてるでしょうし、普通に無難な代物になって、原作厨が適当に落胆して終わり、つー幕引きなんじゃないかと思いますが。もちろんアクロバティックに全部解決してさらに面白いよーな代物が出てくれば、それはそれでいいと思うし。んで、そんなカタチになっちゃったら、もはや原型を留めてなくて、どっちにせよ原作厨涙目だろうし。

 そうなってから、おもむろに「なぜそうなったか」「キミたちは何を理解していなかったか」「いやはやこの方向性に路線転換するのは予測の範囲内でしょうチミィ」とか解説して差し上げて、嘲笑ってあげればいいんじゃないかな〜。(逆に、今、血圧を上げすぎると、「あいつらが騒ぎ立てるからつまらなくなった」ぐらいのことは言われかねない)