篠塚ひろむ『ちび☆デビ!』

 少コミ系のいわゆるDQN向けとされる監禁アリSMアリ強姦アリの本番性的描写よりか、ちゃおあたりの女児向けコミックスが一部の成人向けロリ漫画の絵と全く同じ方向なのが際どくてドキドキしないだろうか。昔からの少女マンガの系譜と同人文化を介して繋がってるんだから当り前なのだけど、例えば劇画を経由した少年誌では消えかけたかに見えた困ったり慌てたりした表情の描写としてふにゃふにゃな線で口の輪郭を崩すという手法がこの漫画でも使われてるのだけども、犬星エロマンガのおにゃのこの快楽に表情が蕩けてるとこに使われてたのを経由した視線をもって見てしまうのもあり、頬を彩る斜線の一本一本から立ち上る色香がとてもこう、そそります。