もらいもんを幾つか。
陵辱物としては、やっぱ「悪夢」に軍配をあげたくなる。レイプとかは、ストーリーがあるとどうやっても足を引っ張るってことだね、単純に。
ファンタジーのお姫様陵辱ソフトが多いのは、自分だと買わない方向性なので興味深い。人体破壊って、わりと少なめな気がするのはソフ倫のせいですか。
ジャンルファンタジーで面白かったのは、プレイ前は食傷気味っぽいネタだよなあ、と思っていたんですが、むしろその食傷気味なところが適度な胃もたれになって、陵辱の重みにプラスに働いたところ。地に足のついてないエルフ陵辱なんかだと、学園とか館とかより陰鬱な気分になれます。
要するに、ONEで椎名繭とセックスしたりするのと同じで、言いわけがきかないんですよね。好きなキャラクターでもない、好きなジャンルでもない、シナリオが優れてるとも思えないから、寄りかかるところがない。目の前に展開してる陵辱行為に集中するしかなく、ゲームプレイのストレスが陵辱されてるヒロインのストレスにシンクロするわけ。
まあ、難易度の高いシミュレーションゲームに没頭すると脳内麻薬が出るようなものだと思ってください。こうして作家性は捏造されていく。
ちょっと期待はずれだったのが同人ソフトの『PuncTure』で、ソフ倫の制限がないから極端な方向に突っ走るのかと思ったら割と短くて大人しめで微妙にがっくり。MARO漫画のデッドコピーとでも言うか。
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やっぱ、エロゲの評価とか、何をもってきて何を持ち上げたいんだか判らんなぁ。グラデーションやらテカりやらのCG特有の色塗りに興奮するんで、印刷だと出ないCGのモニター上の色合いにお布施を払うためにエロゲーを買うてのが、一番適切な回答のような気がする。まあ、大半は惰性で流れるのが物事だし、原因探しをしても仕方ないのだが。