悦の感想あさり

http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/game.php?game=12924

 否定的な意見が多めだなー。ソフ倫規制を理解しててもなお厳しいかー。

 CG枚数とか、全然きにならない程度にはあると思うのだけども。ちゃんとキレイに塗ってるし。それでもダメか。舌が肥えすぎな気がするが。

 今回用意されたシチュエーションのアタマの悪さについては、既存の判りきった凌辱路線をひたすら突き詰めてくのとは別の意味で楽しくて、個人的にはとても面白いのだけど。和姦がユルくてダメとゆーのだが、和姦として描かれているエロの、シチュエーションの細かい要素がそれぞれに狂ってて、全くもって素直な意味での和姦じゃないあたり、とても楽しいのになあ。楽しい、笑えるてのと、「エロい」は共存しないからダメ、なんだろう。<a href="http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/598/siryou3.pdf">「性交シーンは多いが、絵がコミカルであるため、卑猥度は低く感じる」</a>から「指定非該当」になるのと理屈としては同じ。つまり「面白い」ほど「エロくないからダメ」とゆー。いや、エロってそういうもんで、エロ作品を受容する上で大前提となる理解なのだが、それで納得されはしないとゆー。

 理性を全部ぶんなげてるよりか、理性や愛情を理由に半ば納得して受け入れてその先に進んじゃう今回のほうが、いろいろ踏み外してる度合いは強めだと思うんだけど、たぶん、娯楽作品に「理性や愛情の価値観をゆるがせてるからおもろい」とゆー価値観を求めちゃダメ、ということなんだろう。道徳なぞとゆー枠組みをアタマから取っ払ってるとゆーことか。

「期待していた方向性じゃないからダメ」とゆー酷評は、性欲のための道具であって作品性など毛ほども要求されてないので正しいのだが、いわゆる「エロ雑誌なんて8割エロを載せておけば、あとの2割は何をしたっていい」とゆーアングラ生息のための理屈が、エロがオープンな場で堂々とレビューされるがゆえに、全く通用しなくなってるのを確認させてくれる。期待してない展開にぶっとぶから面白い、とゆーアタマの悪さが、エロゲがエロを供給するものとして公開の場で語られるがゆえに、要求できなくなってて。「怪作」という評価が、ちっとも「怪作」にたどり着かない。「これはフォーマット的に見て怪作というジャンルに分類されるから怪作だ」とゆーよーな分類ばっかで。

 本当に、レビューし批評し紹介するだけ、窮屈になってく業界だよなー。