スクライド最後まで

これにて谷口悟朗追っかけシーズン終了。
うん、ひどかった。

こーゆーのは「はじけてる」じゃなくて「製作スタッフが視聴者ほっぽらかしてそれぞれ好き勝手やってる」って言います。特に谷口さんが自分でコンテ切ってる回。そのルパン三世だのなうしかだのの引用、単なる趣味だろ。客が見て面白がるだろうじゃなくて、とりあえずいろいろ演出実験してみようとか、そーゆーノリだよな。

擁護したり辻褄合わせたりする言葉はいくつか思いつくけど書きません。どうせ作ってる当人はやってて楽しくてしかたないだろうって感じだから。

リヴァイアスからガンソードまで並べてみて、なんつーか、ワガママな人だな、というのがよく判った。監督業なんてみんなワガママですよ、て言ってしまえばその通りだし、ワガママ貫き通して空の彼方に行っちゃってる人たちに比べたら目立たないけど。

あと大雑把な雑感として、倉田キャラは、リヴァイアスプラネテスでやったような「群像劇」やるには向いてないんじゃないかと思った。倉田キャラて、どいつもこいつも映像物の登場人物としては殆どありえないぐらい内省的で受身で動かなくて、もう一方に狂人じみたバカキャラを用意することで話を動かして、てのとワンセットなんで。人間関係の玉突きみたいなことやろうとしても、最初の一人が受けた衝撃を吸収しちゃう(そんでやたら悩んで考えてしまって動かなくなる)て感じになりそうな。

とりあえず今はそんなん。

2007年01月04日21:56 みゃーこ

逆に、「群像劇」に向いてないから旅ものが可能だった、とも言える。