雑談

どこまでも変化のないルーチンワークというのはコンピューター様の得意とするところで、その得意とする繰り返し作業の終わりのなさのもたらす閉塞感を巧妙に活用した代表格としては、たかだか数回ほど同じ文章を読まされるだけのノベルのループゲーと呼ばれる代物よりウィザードリィの3D地下迷宮を挙げておきたい。どちらを向いても同じに見える地下迷宮の風景はハード/プログラムの性能によってもたらされるけれども、それは結果として何処を歩いているのかわからない迷宮の創造に大きく貢献している。