2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

宛「悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる」コロナコミックス

どこぞで「死人が出るラブコメ」というお題の大喜利が出回っていたが、もしかしたら史上最多死者数を記録するのかもしれないし、そうでもないかもしれないラブコメ。 コミックスの帯の煽り文は「すれ違いが地獄を呼ぶ、サスペンス学園ラブコメディー」で、ま…

よしまつめつ「悪役令嬢の兄に転生しました」ヤングチャンピオンコミックス

妹を悪役令嬢の運命に向かわせないようにと、実質的に子育てする話。妹の教育方針を巡って親および親世代(国王含め)と対立する。親がボンクラというわけでもなく常識的でまともであり、対立の論点は世代間の価値観の戦いの様相になってたりするので主人公…

保志あかり「歴史に残る悪女になるぞ」ビーズログコミックス

10月からアニメ化される。 悪役令嬢に憧れて悪役令嬢を目指すジャンル、および転生した影響で幼少時から努力するけど努力の方向性が変で空回りするジャンル、および聖女vs悪役令嬢二大テンプレ激突ジャンル、および恋愛もの。 主人公は悪役令嬢だが敵であ…

古川奈春「勘違いの工房主」アルファポリスコミックス

弱そうに見えるショタ美少年が万能なジャンル。 原作1巻相当の部分だけ見ると主要キャラが全員まったく自律的に動く動因がなく、特に説明のないまま黒幕的に暗躍するエージェントが状況を全部お膳立てしてくれることで無理やり話が進むというだいぶ微妙なス…

山口美由紀「サキヨミ!」HCスペシャル

山口美由紀がコミカライズ担当。 古参大御所参入、というか白泉社花ゆめ系は昔からジュブナイルのコミカライズちょくちょく手掛けてるので驚きよりは納得感が強い。内容を読んでも懐かしさすら感じるレベルで…というか山口先生もう60歳前後なはずなのに若…

NRMEN 「出稼ぎ令嬢の婚約騒動」ゼロサムコミックス

勘違いすれ違い系ラブコメとしてはかなり密着度が高い。ほぼ最初から最後まで互いに好き好き連発し恋のライバルも一切登場しないのにすれ違いし続ける文豪並み剛腕芸が炸裂する。名前や服装や小道具が特に必要性もなくロシア風(ティーセットがロシア系)な…

螢子「ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」コロナコミックス

チート冒険者は嫌われる率がそこそこ高い。チート聖女も好みがやや別れがち。チート悪役令嬢はほぼヘイトを買わない。メイドはチートが当たり前なのでそもそもチートとか言われない。 日本のフィクションにおける最上級職種はメイド、十七条憲法に書いてある…

文月路亜「聖女二人の異世界ぶらり旅」ビーズログコミックス

TVの女性タレント二人旅をそのままファンタジー異世界でやってるだけ。だがそれがよい。 https://comic-walker.com/detail/KC_001446_S/episodes/KC_0014460000100012_E

赤樫「薬売りの聖女」フロースコミック

表紙の髪の色がかなり良い。 主人公が割といい性格してる(行き倒れの死骸から服を剥いで着るのも特に厭わず淡々とこなす)ので「あたし、またなんかやっちゃいました?」ムーブに嫌味がなく、むしろリアクションが過剰じゃなくテンポ早く進むのでいい感じ。…

仲倉千景「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」モンスターコミックf

近刊まで読んで「え、ここまで大団円方向に持ち込んどいて第二部突入しちゃうの?」となった。 元シナリオはたぶんミステリ方向に持ってきたい系だと思うんだけど、正直な感想としてはあんまり因縁や思惑が入り組んだ話にしちゃうとツッコミどころが増すので…

リスノ「ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました」モンスターコミックf

設定と展開的にはご都合主義の極みぐらいに都合いいことしか起きないんだけどコミカライズにして10巻ぐらいまで出てて最近巻までボンクラで面白い。 多分もともとはポーションやエリクサーの名を冠したコラボの清涼飲料水から着想を得てファンタジーゲーム…

吉村旋「悪役令嬢の追放後!」11(完結)フロースコミック

千代に八千代に悪役令嬢。 帯が一見して意味不明だがとにかくすごい。ちなみに最後まで読むと言いたいことはわかる気がする。千代に八千代に悪役令嬢、じんわり噛み締めたい。 10巻までで両思いにして結婚式まで済ませてるので最終巻はその後も幸せに暮ら…

nishi 「中ボス令嬢は退場後の人生を謳歌する(予定)。」2〜3(完結)ゼロサムコミックス

(予定)でホントに終わってしまった。絵がいいので正直もう少し続いて欲しかったが仕方ない。 コミカライズのいいとこって幾つかあると思うんだけど、そのひとつが小説だと明確に邪悪な言動するキャラクター描写があると外見に対する想像も釣られて実写の悪…

高内藤花「悪役令嬢、94回目の転生はヒロインらしい。」2〜4(完結)裏サンデーコミックス

感想2回目。 ストーリーあり不条理ギャグはなんだかんだで少女マンガ系統が腹の底から笑えていいよねと再確認した。絵よりテキスト比重が多いのと、コマ割りがリズム優先で絵の収まりを無視しても押し切れてしまうのが強いんだと思う。それでいてグラフィカ…

ささきさ「死にかけ悪役令嬢の失踪」裏サンデーコミックス

一言で言うと「ハルタに書いてそうな絵柄で悪役令嬢もの」。 悪役令嬢はタイトルが悪役令嬢なら悪役令嬢ジャンルである以外の縛りはないけど、あえて言えばフワッとゆるゆるなのがジャンル縛りと言えなくもなく、本作では絵柄がガチっと決めてるので主人公の…