ワールドフラワーショー

http://www.nfd.or.jp/wafa/
が開催されてます。わりと超絶レアイベントですけれど、店頭小売メインの花屋にとって1年間で最大のイベントである母の日を来週に控えているため、花屋サイドの反応は非常に薄いです。ちなみに、フラワーデザイナーと花屋も全く別の職種でして。最近は花屋を経営するデザイナーも増えたけど、基本的にはフラワーデザインの先生方は母の日なんてあまり気にしてない。うちはどちらかというと花屋サイド寄りです。
まあでも、フラワーデザインの源流である日本の活花の擁護しときますと、立体造型異種格闘技トーナメントを開催したなら華道は無茶苦茶つおいです。短期決戦を基本としますし、作品が後に残りませんから構図一発で空間時間までガッチリ組み込まれてますし、けっこう前から生花にこだわらずにプラ板だの金属素材だのを使用した何でもありのバーリトゥードスタイルを採用してますし。素材を加工するんじゃなくて素材を活かすを基本にしてるから、刃牙でいうと合気の達人、渋川剛気先生のポジションでしょうか。
こないだも日本橋高島屋池坊展に行ってきましたが、池坊成立の室町期から現代に至るまでの立花(正式の型というか演武のようなもんです)を時代ごとに再現してて、その中でも創立初期の室町期の立花は隙がなさすぎて、むしろ怖いとすら感じます。ゴリゴリと圧して来る感じ。こういうのは、基本をきちんと理解して立ち向かわないと屈服させられると思いますた。あるいは「アウラがない」ていう意味では今どき向きな代物なのかもしれません。