TV版AIR 1話

DVD買いました。見ました。プレリュードでしたっけ、予告編の奴を見ていたんでOPのぶった切りもマジでぴこぴこ動いてるポテトもぺったんてこける観鈴ちんも既に見ていたわけですが。
 
や。びびりました。頭がついていかない。新手のドラッグ・ムービーでしょうか。凄まじい情報量にシャッフルされて何を見たのかおぼえてないっすよ。劇場版も最初は予想外のハプニングの連続で結構な勢いで頭を揺さぶられたものではありますが、あっちは作り手の意図が理解できるし、設定などの改変部分は事前にHPで見知っていたから心の余裕もあったのだけど。
TV版は「原作に忠実」と聞いていたし、予告編の編集ムービーでも確かに「おおっ、ポテトが動いてる、動いてるよ〜」と忠実っぷりに驚いてたりしたのですよ。
だからまあ、麻枝准厨な人が「わかってない」発言を繰り返してても大して気にしてなかったんですが。
まさかココまで改変されてるとは。というかココまで前衛芸術に突っ走っていようとは。映画版に対抗しようとして作ったとしか思えない衝撃映像ですよこれは。いや確かにキャラデザとか美術とかは原作に忠実と言われたらその通りだけどさ、そんな話だったら「原作に忠実」なアニメ化はいくらでもあるでよ。こっちの場合は展開が速いとかそういうのを通り越して「何が起きたのか全く理解できない」。え、人形拾いにいかないの? そ、そこで「がお」ですか、いや待てそこで「にはは」? ええっ「観鈴ちん、ぶいっ」がそういうふうに!? 手をあげて…って何で!? 何でそこで手を横にあげるの!? うぎゃー理解できん! ついていけん! 筋が全く読めねえ!
全編そんな感じで混乱しっぱなし。これから原作との差異を抽出し作り手の意図を見出せる今木さんの批評力の実力に感服します。