あとなんか。

>うわー。序盤、展開がだるすぎる。苦行。
>我ながらないものねだり的かとも思うが。
>こお、中間をとるか、可能なら美味しいトコロ取り的なバランスで制作されたゲームはないものか。ないってコトもないとは思うんだけど、どこにあるのか。
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20080322

 ないものねだりです。今さら確認ですけども。普通の「空気ゲー」と呼ばれるタイプの学園恋愛物を選んでください。

 序盤の展開が、もうどうしようもなくダルい、ていう流行を許容しちゃう空気が出来上がったおかげで、ノベルゲームで様々なこと、それこそ伝奇バトルっぽいこともやれるようになったという順序です。

 そーゆーのは外界じゃ通用しませんぜ、常識的に考えたらダメだろ等々があるから、俺は何年もグダグダと今のノベルゲームは基本の型がまだ出来上がってない、と申し上げているわけで。

 展開早いのが良かったら、最低でも5年以上前のゲームをチョイスするのがベストな選択だと思います。つまりFate以前。できれば10年以上前。月姫以前。できれば15年以上前。ビジュアルノベル以前。

>月姫TYPE-MOON '00)
>有体に言ってこのゲームは長過ぎるのだ。
>『雫』が高橋に要請したのはひとえにシナリオの短さ、それに尽きるのであって、大槻ケンヂ流のそれ自体クリシェに属するような凡庸な狂気なんぞ、『雫』は「今日の占いカウントダウン」程度に考えてるに違いないのだ。へー今日のラッキーアイテムは毒電波なんだー。タンスにしまってあったよなあ。本当の狂気とは、作品の要請する規模にピタリ一致するかたちで作品が完成されてしまうような恐ろしい事態に宿るのだ。『雫』はその正確無比な作品規模、短さを達成したという点で比類なき傑作なのだ。
http://www.geocities.com/lovelyaichan2000/review/tsukihime.html