namo「クプルムの花嫁」ハルタコミックス

富野由悠季展・高畑勲展・諸星大二郎展を立て続けに見に行った。

展示の一般的な面白さでは諸星大二郎展が圧倒的に面白い。だってサブカルチャーで使われるオカルト要素、伝奇要素のネタ元になった歴史資料や民俗資料を総覧的にまとめて見せてくれるとか、今までないと思う。足利は電車で行きづらく微妙に遠いがまだ東京から日帰りできる範囲だし入場制限もたぶんあんまないので行きやすいと思う。

資料的には富野由悠季展が面白かったというかカタログに展示資料の企画書からコンテから展示分の内容が全部掲載されててガンダム雑語りするやつ必携みたいなことになってた。ガンダム放映前の初期企画書、よくよく読むとZガンダムの展開がこれにわりと沿ってるのがなるほどなーと思う。ララァの原形キャラ、最初はフォウみたいな感じで登場する予定だったんだなあ、みたいな。そして新津美術館は流石に遠い上に、カーナビにお任せすると公園裏側の管理者用道路に連れてかれて「この先は崖だよ」って注意される。

高畑展は正直なとこ突っ込めるほど高畑作品見てないんでうーんっていう。高速インターにめっさ近いのが助かった。

ハシゴして思ったのは、地方展示でついでにどっか寄るの難しいなっていう。もうちょっと事前に詰めれれば観光を組めたのだろうが、コロナ下火を狙って行けるとこ行っちゃえで高速をひたすら走っただけになってしまった。

結果どうなったかというと、前日に表題のマンガを購入持参して宿泊先で読もうと思ってたのだが、運転で疲れてしまい、また朝早めに出るべく飯食って風呂入ってすぐ寝床に入ってしまって、手を付けたのは結局帰宅してからだったという。読んでから「三条のそのへん走ったのに素通りしちゃったじゃん!」ってなった。