化物語 蝸牛

OPで見る気を向上させて途中まで中身スカスカ、最終話がそれなりに頑張ってて全体的な視聴後の感触は良好、とゆーつくりなので、やはり、基本的な思想として、TVアニメというパッケージ・枠組みによって出来上がってるのだなあという感想。

相変わらずイヌカレー担当とおぼしきオブジェや臭いCGアート風味が邪魔。無意味で無価値という意味では正しい採用なのかもしれないが、半端な自己主張してるフリ感が鬱陶しい。

たぶん、商売としてのアニメはこの先、かつての玩具会社の宣伝媒体であったよーな感じで、文科省教育委員会による啓蒙目的だったり、宗教団体による啓蒙目的だったり、どっか北の国や中の国の外務省によるイメージアップや観光誘致だったり、そんなよーな作品を作画オタが吹聴して大挙して見に行くような感じになるんだろーなーと思うのだけども、そんななか、本編は文字記号で適当に安く仕上げつつ(どう見ても作業工程減らして利益率を上げるための手抜きにしか見えない)、1分30秒から2分の気合いの入ったOPやEDにお布施を払わせる、そんな商業スタイルを、アニメ業界は一生懸命に持ち上げることでなんとか業界の自立性とやらを維持しようと頑張っていて、アニメ雑誌やアニメ業界関係者はシャフトとゆー必要悪を必要としてるとゆーことなんだろう。

そんなんで、無機質で非現実的なアニメ作品なのに、制作背景から漂ってくる生活臭がやたらたくさん。

あーそか、作画をケチる分だけ声優オタ的には良い環境なんだろーな。斎藤千和の喋ってるのだけでレンタル料金分の価値はあるし。エロくて、とても良い。

それにしても、口コミでしか使えそうな情報が流れてこないあたり、いつものことだが、アニメ批評業界て役にたたねえ。