バスカード問題

 今年の前半には東京近郊でどこでも通用していた共通バスカードがなくなり、PASMOSUICAのサービスチケットに統合されるわけですが(http://www2.keio-bus.com/wnews/upload/WN1258431656.pdf)、給与計算・労務担当者の皆様におかれましては、この通勤費計算の大難題をどのようにクリアしておられるのでしょうか。

 弊社は今まで、5,000円バスカードを購入し5,850円分を通勤に使い切る前提で、出勤日数X(運賃X0.855)円みたいな支払い方をしていたわけですが(チケット屋で50円ばかし安く買うのは各人の自由)、今回の「月ごとでポイントリセット」「1万円オーバーでポイントリセット」「チケット月越し清算の可能性」で、そのような通勤費支払は不可能になりそうです。

 つか、単純に以前より割引率がかなり悪くなります。たとえば、週3日月水金勤務のパートタイマーに、片道200円のバスで来てもらっていると仮定しますと、例えば今月は1日を含めて11日勤務、途中チケット支払360円差引で4040円を払い、通常運賃に比して0.918の割合になります。

 勤務日数が多い場合はどうでしょうか。都県をまたがってバスを使用してる人なんかですと、10,000円を超えたポイントはリセットして0円から貯めなおしで換算するとゆー、えらい意味不明な理屈が働き、場合によっては1日平均10円以上の値上げになります。

 で、最大の問題は通勤費計算が限りなく面倒というか不可能になる点で、チケットGET&チケット支払のタイミングが全自動で強制的に動くうえに、毎月1日でリセットのポイント計算に15日〆給与のズレが発生、さらに月末直前滑り込みでチケットGETした場合、月初はそのチケットの使用からスタートする可能性に気づいた段階で思考停止状態です。

 例えば片道200円で23日勤務した場合、復路で綺麗に8,000円を使いきり180円チケットGETしますので、翌月は200-180=20円支払から計算が始まります。すると翌月同じ23日勤務しても最終日7,820円でチケット還元に届きません。
なお、実際には勤務日数は月ごとにかなり変動します。

 数学パズル問題の好きな人へ。

 上記の交通費支払計算のエレガントな解答を求めます。