うみねこやった

 いっこめまで終わらせたが、なんかもうどうでもいい。

 位置付け的には『月姫』がヒットしちゃって同じ路線を期待されて出したのが『Fate』というのと全く同じような作品の出し方で、しかもTypemoonの後に位置付けられるところの07thExpansionという立ち位置でやってるので、そっちの系譜としては単なるマンネリかそれ以下になりつつある気配が濃い。マンネリだろうと水戸黄門を楽しみにし続ける人は確実に存在し続け多数派を形成するに十分な層が見込めるのだし、あるいは基本同じシステムのドラクエを送り出しつづけなきゃなんないゲーム業界の宿業から比較すれば別にどうってことのない程度の倦怠感ではある。

 いちおう解説。「うみねこのなく頃に」というのはシリーズ3作目という位置付けになってて、「ひぐらしのなく頃に」の横についてる英題が『 When They Cry 』で、「ひぐらしのなく頃に解」で『 When They Cry 2 』、んで今回のが『 When They Cry 3 』になってる。「ひぐらし解」は通常は「ひぐらし」の謎解き解答編として扱われてるんだけども、例えば、上記の番号付けを重視するなら別作品だと解釈することができる。

 つまり「ひぐらし解」で与えられた謎解きの解答に見えたお話は「ひぐらし」の真相ではない、という可能性は常にありえるわけです。なんせほら、時間を繰り返すといっては同じ登場人物を何度も殺したりするような話なので。そもそも、途中からは別の話ですよ、というのは普通にアリ。その前後の接続を保証する手立ては全くない。後のほうの話で前の話について言及してるように見えるのも、語られなかった別の物語についての言及かもしれない。

 んで推察される竜騎士07という人は、そーゆーので遊んじゃうタイプの人で。んで、そゆのを本筋の話の中に絡めたり絡めなかったりするんだけど。

 なんかもー、それだけで鬱陶しくて疲れるわけです。なんていうのかな。繋がらないものを繋げることに対してルールを提案するという態度そのものが既に頭悪い。同人臭さに依存してるという言い方でもいいよ。作家という材料を違反ライン超えて振り回してる感じが非常にします。

 あーめんどい。