続き

どうして「こう」なったか、は、なんとなく、察しがつく。

要するに
「原作の台詞やエピソードをなるべく生かして」
「女性ヒロイン多数出演のハーレムアニメの基本として1話でメインの女性キャラを全員出演させて」
「リアリティを追求し」
「石原監督お得意のとにかく一秒たりとも休まず画面内の何か動かすのが動画の使命、てゆーかフル(タイム)アニメーション? みたいな何か行方不明の使命感に燃えて」
やっちまったらこうなる。
それぞれは、間違ってないのである。いや一番最後のは間違ってると思うが、最初の二つは、他のギャルゲーアニメで普通に行われてるんである。

問題は、全部をいっぺんに組み合わせる点にある。
エピソードの断片やキャラクターの特長をアピールする台詞が、あっさり別の使われ方をする。当然ニュアンスが変わる。

どうなるか。

答え。
沢渡真琴を出す代わりに狐を出す。それも名雪に町を案内してもらっている最中に、某野原に二人で来て。名雪が線目になって狐を追いかけたりなんかして。
えー。エピソードの都合上、名雪の猫を追いかけるエピソードが狐を追いかけるエピソードになりました、なんてのも、けっこう凄いんですが。そこに、その場所に、真琴以外の別のキャラと観光気分で来るって。

それ、アリなんだ。

いや、全部にわたって凄いことになってるんで、とてもじゃないけど僕はツッコミ入れる気力が持続しないんだけど。
これ見てまだ「京アニ版は原作に忠実」て言える人がいるとしたら、どんな人なんだろう。全く想像つかない。麻枝准、奴なら言えるのか。言いそうだなあ。怖いなあ。

原作知らずに見れば、まあ、その…どうなんでしょ? ここまで頭がシェイクされてしまうとまるで判断つかないわ。

・砂沙美 魔法少女クラブ
の、第1シーズンの9話。8話まで見て、あまりにもったいなくて見てなかったのだけれど、Kanonで受けたショックが大きすぎてこのままだと寝るに寝れないということで鎮静剤代わりに投入。
えがった。

あけるり
冒頭の戦闘はちと引いたが、それはさておきヘンな実生活描写に凝らないでキャラクターだけ画面に描かれる普通のギャルアニメって素晴らしいと思った。ナバ様さいこー。