四つ葉ねこ「悪役の王女に転生したけど隠しキャラが隠れてない」コロナコミックス

乙女ゲームの悪役令嬢に転生、から始まるのだが、単行本2巻までの時点で悪役どころか監禁虐待状態しか描かれない。

主人公は出産直後に実母を殺され、赤子のまま誘拐監禁、とある事情で生かされ続けるものの、王妃と王子および王女らから虐待され続けている。物語がスタートして転生前の現代日本の頃の記憶を取り戻しやや精神年齢が上がった後も、虐待を繰り返し受け転生前人格のただの児童とほぼ同等の状態まで逆戻りしてしまう。悪役令嬢転生は転生前のゲーム知識など一切役に立たないのは当たり前だけど、もう少し手加減というか手心を加えてやってくれと願わずにいられない、若干ハードな内容。

ちなみに2巻の中盤で状況改善されるのだが、単行本のページ数の半分近く、国王家族への、まとめてではなく、国王、王妃、王子、王女らそれぞれひとりひとりへの、ざまぁと言うにはやや過激な報復シーンが執拗に描写される。

うん、悪役令嬢関係ないね。

 

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