@oyomot: そろそろ帰らないとまずいので山にこもるでござる。またいつか
@oyomot: なんでだろう、っていうたら、やっぱ、基本的に主人公がヒロインに振られることがなくなったのが、ひとつに大きいかなとかね。恋愛にガツガツせんでも女の子はいつでも待っててくれるので、主人公も自分から追いかけないよね。んでそういうのの横にいる男も追いかけない主人公に勝てないっていう
@oyomot: んでな。男の主人公が、いいかげん恋愛しか能がないのはやめれ、そろそろほかのこともやれつって無理やり「オトコになれ」と背中を押されてくのに、他の男はそこまでオトコに戻らないっていうか戻れないっていうか。
@oyomot: で、都築と異なり男キャラを大きく扱う方向だが、こっちは説明が少し必要で、男キャラが90年代のギャルゲの男キャラとかと比較してどうなってるかというと、みんな去勢されてるんだな。つまり主人公を出し抜いて寝とったりしないっていうか、むしろヒロインと同じぐらい主人公が大好きみたいな
@oyomot: 「登場するヒロインが全員仲良し」は、元のナンパものエロゲや恋愛ものギャルゲでは別に必要条件じゃないんだけどね。とらハが「三角関係を試みて挫折して、ヒロインもみんな仲良し」という道に進んだ時点で、向き合わなければならなかった問題で、それに律儀に答えちゃったのが都築
@oyomot: まあ、これは実際、よくある話の変形で。ルパン3世のルパンファミリーは絶対死なないがゲストキャラは話の都合で死んだり酷い目にあったりとか、そゆのと理屈は変わらない。それがエロゲだと1作でもって同じ面子でいくつもシナリオをこなすから「シリーズ物の弊害」が1作で出ちゃうんだな
@oyomot: 恋愛ゲームのための恋愛要員でしかないはずの男の役割を超えて、女と恋愛するだけだとダメだと思っちゃったんだけど、そこで外部に対しえらい攻撃的になってしまう。「家族」と「家族以外」を峻別して、「家族」の構成員には限りない抱擁を、「家族」を害するものには容赦なく攻撃を、という感じになる
@oyomot: 都築はもう少し深入りして踏み込んでしまって、「家族を守るために戦わないとならないのだ」とゆー話をやりだす。これは、なんつうの、もともとがバトルなオタネタが好きなせいでもあるんだろうが、男の側のアイデンティティ探しをそっちにあっさりと結びつけちゃった、ということでもある
@oyomot: これは「二人がセックスしてるのを周囲も了解してくれて、なおかつフェードアウトせず一緒にいてくれる」とゆー「目標」のゆえに、「セックスするのが当たり前=結婚までいくよね」>「結婚してその先は家族だよね」というふうに進んでいくことになり、ここまでは大体みんなそのへんに行き着くのだが
@oyomot: まあいいや昨日のつづき。エロが守るべき日常を侵食してくるならどうすればいいかということで、じゃあエロを日常にしちゃえばいいじゃない、という答えに至ったのが都築で、まあいわゆる後の世代のセオリーとなる「いちゃごろエロ」を開発した(っていうか他に先んじて「最適解」に至った)のだが