おおよそ、ここまで原作に共鳴しシンクロしまくった映画ってのも珍しいのではないか。原作を愛してる上に原作を理解し、しかも原作と向き合ってゴロゴロと転がり吼えまくってる光景が目に浮かぶような。
……つまるところ、こっちも共鳴しまくっており、客観的なことなど言えようはずもない。
ここに描かれてるBEEP音と荒いドットのコンピューターゲーム画像への執着は、パロディでもなんでもなく、単純に、俺らがゲームというリアルに生きてることについて率直に語ってるに過ぎない。ギャルゲヒロインについて語るとは32ビットに語りかけ16ビットに恋し8ビットに永遠を誓うことであって、その他ではありえない。
ようは、そういうことなのだ。